
食材の種類も大事だけど、【食材の質】って大事!
【獣医師執筆】

よく、
「この食材を食べさせても大丈夫ですか?」
と質問されます。
そんなときに次の様な話をしています。
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須崎はたこ焼き・お好み焼きを食べると下痢をする
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小麦粉のグルテンがダメなのかなぁ?(仮説)
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割烹料理屋の大将が作った「最高級小麦粉!石臼引き!時価!」の小麦粉で作ったお好み焼きを食べても何ともなかった!
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じゃぁ、グルテンじゃないのか!(最高級小麦粉にもグルテンは入っているから)
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小麦の質なのかなぁ?
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須崎はチェーン店の焼き肉屋で食べると水下痢…
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とくにサシの多い肉は胃がもたれる
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ただし、某店を超える品質の焼き肉屋では大丈夫!
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肉の質なのかなぁ?
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須崎はある種の油のにおいで気持ち悪くなるようになった
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入店すらできないコンビニがある(揚げ油のにおい)
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居酒屋は前を通っただけで気持ち悪くなることも…
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入院前に行っていたお店はほぼ全て大丈夫!
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ただし一店舗だけダメだった…
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もうあの店には行けないのか…
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という個人的な事情から
生き辛い生活を送っております。
よく「高級な食生活で羨ましいです…」
とイヤミを言われますが、
身体がそう反応するんだから
しょうがないじゃん!という話です。
ただ、
だからこそ「概念・知識として」ではなく
「実体験として」解ることがあります。
同じ小麦粉でも
同じ肉でも
同じ油でも
大丈夫なものと大丈夫じゃないものがあるのです!
昨今の
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何か症状が出る犬猫がいたら食べさせない方がいい
そんなもの食べさせるなんて動物虐待!
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という風潮にならうなら、
小麦粉はダメ!
肉もダメ!
油もダメ!
ってなるんでしょうね…
でも、先の理由から
【正確には】
私に合わない小麦粉がある!
私に合わない肉がある!
私に合わない油がある!
というだけのことです。
もちろん、
何か起こるかもしれないものを
わざわざ食べなくていいし
酒は飲めば強くなる!方式で
無理に食べて克服しよう!
と思ってもいいし、
そう思う必要もないし!
(割烹料理屋で最高級小麦粉を使った)
お好み焼き食べて大丈夫だったからといって
「大丈夫になった!」と喜んで
チェーン店のお好み焼きを食べに行ったら
やっぱりお腹壊して…
なんてなるかもしれないから
食べても大丈夫な小麦粉を使ってくださる料理店を選んで食べるか?
一切の小麦粉を禁止!にするか…
「下痢は腸内洗浄の一つ!」と割り切るか…
実際に私も
ここで買うとアウト!
ここで買うならセーフ!
があるみたいなのです。
(どことは申しませんが…)
こんな経験をしているからこそ
気付くことがあって
私同様
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【食材の質】に敏感な犬猫
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っているのかもしれないですよね…
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合うフードがない…
フードジプシーなんです…
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そんな飼い主さんが三ヶ月前にご来院されました。
いろいろヒアリングして
私の「体質」の話もして
手作り食してみたらどうですか?
ということになり、やってみたところ…
●皮膚の痒みが無くなった
●下痢もしなくなった
●毛艶がよくなった
●眼がぱっちりしてきた!
などのご報告が!
この辺はもう個体差なので
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何ともないならば
何ともなくていいですねっ♪
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という話で、
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そんなこともある
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程度に止めて置いていただくだけでいいのですが
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普段あなたが何の疑問も感じずにできていることをできない人もいる
そんなエビデンスはないけれど、そうなる人もいる
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という視点が問題解決に繋がることもある
ことは頭の片隅においていただけると
助かる人や動物がいるかもしれません。