

おかげさまで13周年!
本質的かつ実践的な栄養情報を普及するペット食育協会®は、2008年1月15日にスタートし、20210年1月15日で設立13周年目を迎えました。
これもひとえに、本質的かつ実践的な情報を学びたいという飼い主さんたちのお陰です。
本当にありがとうございました!
ハードルは低くて取り組みやすく、奥は深い
「ペットの栄養」というと、人間の栄養同様、入り口のハードルは低くて取り組みやすいのですが、奥は深いという共通点があります。
ですから、「難しくて不安でできない…」という方は、変な情報をつかまされて、不安になっているだけなのです。
学ぶ事が多すぎて何が大事かわからない…
フードに不安を感じて、手作り食をやろうと思った時に、学ぶことが多すぎて、何が重要か優先かわからない飼い主さんが多いものです。
ペット食育協会は、そんな飼い主さん達にお役に立てるよう学びの機会を提供してきました。
そんななかで、不安な方々が思い違いをさせられている点がいくつかあります。
自然界ではどうだろう?
まず「実験動物でどうなっているかは置いといて、自然界ではどうなっているのだろうか?」を考える事は、とても重要なことです。
まず、サバンナでチーターが一週間ぶりにシマウマを仕留めたなんていうエピソードはよく見る通り、一週間ぐらい食事にありつけない動物は普通にいます。
ちまたには「毎食栄養バランスをとらなければ病気になる!」という意見があります。
もちろん栄養バランスを完璧に取ってもいいでしょう。
しかし、この自然界の様子が教えてくれる通りに、一週間位は栄養バランスを取るどころか、食べられる食べられないの状態でもで何とかなるということが理解できると思います。
もちろん、衰弱した状態で一週間食事をできなかったらヤバイかもしれませんが、それは例外!例外は個別対応が原則!
栄養価計算どころか、食べない健康法もある
そして、今流行の断食ファスティングがあります。
これは食べないで消化管を休めて、健康を取り戻そうという健康法です。
最近脚光を浴びただけで、随分昔からあります。
このように、健康を維持したり、取り戻す際に、何かを入れなければ健康になれないというような単純な話ではないのです。
もちろん、栄養バランスを意識した食事をしても良いのですが、薬膳が教えてくれるように、全身を一年をかけて調整すればいいわけです。
全く知識がなければ問題が起きる可能性があるかもしれないけれども、現代の日本では栄養失調でバタバタ病気になるワケではないですよね?
しかも、手作り食を取り入れた愛犬・愛猫が日常生活を普通に送っているのであれば、特にそんなに批判される筋合いもないというのが、13年以上いろいろな人達を見てきて思っているところです。
そのぐらいの判断能力や対応能力、知性を普通の人は持っていると私は考えています。
問題が起こったら、その時に対応すればいいだけです。
人間ではどうだろう?
また、人間ではどうだろうかと考える事はとても重要です。
ところであなたは毎食栄養価計算して正確に測定した食事をしているでしょうか?
私はしていません。
ただ、昨日焼肉で肉に偏った食事をしていたら、今日は野菜中心の食事でもしようかと考える位です。
そして旬の食材を意識し、それを食べていれば、少なくとも私51歳ですが、年末年始の休み以外は休まずに朝から晩まで働け、それで体を潰すこともなく、倒れることもなく、健康で生きております。
ですから、栄養価計算を毎食しないと病気になるという主張には、首をかしげざるをえません。
また、もし具合悪くなったら食べないなんて普通なんじゃないのでしょうか?
風邪をひいて食欲が増す人がいるでしょうか?
もちろんゼロではないかもしれませんけど、大多数の人は具合が悪くなったら食欲がなくなり、身体の修復にエネルギーを回すはずです。
ですから、こんなことからも、栄養負荷計算をして毎食食べなければならないという話は別にいいけど、する必要のないことと考えます。
取り返しの付くことはなってから対応して良い
そして、夏バテで栄養失調になって倒れる人が時々います。
私の周りにも年に一人か二人います。
しかしその方たちはちゃんと点滴で元に戻っています。
つまり取り返しのつかないことではないということです。
リスクを恐れて行動しないか?なったらなったでその場で対応するか?それはその人の生き様でしょう。
しかし栄養価計算をしないと手作り食ができないなどというようなヨタ話に心を掴まれて、それで行動ができないのであれば、選択肢を多く持てない、つまり問題解決力が制限されることになるかもしれません。
やってはいけないことを学ぶ
何かをやるときに、最初に意識するのが【やってはいけないこと】を知ることです。
ですから「まず何をしたら良いのですか?」と質問するのではなく、まず最初に「何をやってはいけないんですか?」と聞く必要があります。
ちなみに重要度としては
===
やってはいけないこと>やらないほうがいいこと>絶対やらなければならないこと>やったほうがいいこと
===
とこの順番をつけることがとても重要です。
このことを意識したことがなかったのであれば、かなり損をしていると思われます。
ですからぜひペットの食を通じて、日常の問題解決の仕方を学んでみてください。
不必要に細かい事は後回し
先ほども言いましたが、
===
取り返しのつく事はなってから対応する
===
で特に問題はありません。
交通事故に遭うのが怖いから道路を歩かない…なんていうことはできないじゃないですか?
それと同じです。
しかも、そんなに危険なことではないので!
やってはいけないことを把握して、まずは始める
新しい事を始めるときは、
===
やってはいけないことを把握し、まず始めて行動しながら最適化していく
===
ということが重要です。
手作り食でも、絶対に食べさせてはいけないものを知り、後は体調・体型を観察しながら調整をすることが重要です。
そして例外は個別対応していく、これが当たり前です。
一部の例外情報を、ごく普通に起こることかのような情報に気をつけるべきです。
しかしそれが何であるかという事はわかりにくいですよね?
だからそんな時にペット食育協会を活用していただきたいのです。
これからも実践的で適切な情報発信を心がけていきます。
あなたが愛犬・愛猫に手作り食をするのが不安と思われているなら、きっと今回のコロナ騒動で「コロナ怖い」と感じている方同様、ヘンな情報をつかまされたからです。
ぜひ、適切な情報を学び、別にペットフードでもいいけど、手作り食も取り入れられるという、選択肢を増やしてみてください。
問題解決能力の高い「よい飼い主さんの特徴」が、「選択肢が多い」ですから!
追伸:最初は是非、入門講座を受講してみてください
追伸2:適切な情報を伝えたい!という方はぜひ、養成講座まで学んでください。
追伸3:遠方でなかなか参加出来ないけど、学びたい!活動を応援したい!という方は、ぜひ、協会員になって、会員専用動画をご活用下さい!