

須崎の26冊目の本が出ました(上画像)。タイトルは「かんたん犬ごはん」で、2005年に出版した5冊目のレシピ本の改訂版です。
出版社はあの女子栄養大学出版部!女子栄養大出版部といえば、「栄養成分表(赤い本)」(下画像)でお馴染みの栄養学の総本山の会社です。

改訂版だから大半は前と同じ
お気づきの通り、「改訂版」という事は大半の中身は同じです。ただ、時代も変わり、私も経験値が増え、考え方も 変わった部分もあるので、一部、加筆修正をしました。
老犬、NG食材、病気を主に加筆修正
また、老犬のパートが増えましたので、「老犬の子の食事はどうしたらいいんだろう?」という疑問にもお答えしてあります。
また、NG食材をかなり改定しました。一般的にはダメと言われているけれど、実際はその「ダメな理由」が非常に限定されていて、普通の子には全く関係ないようなことが多いのが現状です。そのような誤解されている食材を適切に解説いたしました。この本がきっかけで、不必要なことに対して、不安に怯える飼い主さんが一人でも減ってくれればいいなと思っております。
濃度、量、期間、頻度
なんでもそうですが、良きにつけ悪しきにつけ効果が出るには、濃度、量、期間、頻度が重要です。
長期にわたって極端な量を毎日摂取していたダメな結果を、日常生活でかんたんに起こるかのような情報発信は不適切であり、まじめな人に対していたずらに不安や心配を与えるので、情報発信の仕方としてはよくないと思っております。
そして心配性の方が、その情報を信じて不適切な情報をネットで拡散してしまえば、ほとんど起こることがないようなことが、日常生活でいとも簡単に起こるかのような印象を与えてしまいます。
個体差も大事!
また、個体差を考慮することも大事で、犬共通の話と、個々で違うことを区別する事はとても重要です。
しかし、現在は、残念ながら、その区別なく、「事故の一例があるから、みんな避けて!」と一見善意に
「甲殻類アレルギーの人がいるから、甲殻類を食べるのはやめましょう!危険です死ぬことだってあるんですよ!」
というような情報提供がなされています。
では、適切な表現にするにはどうしたらいいのでしょうか?
適切な表現
適切な表現とは、
「おいしい甲殻類を召し上がりください。ただし、甲殻類アレルギーの方はお控えください。」
ではないでしょうか。
とりわけ、ペットジャンルでは、あれが危険これが危険という「条件を選ぶような特殊事例の話」が、どの犬・猫にも共通で、日常生活で起こるかのように情報発信する方がいらっしゃるので、そこに一石を投じたいと常々思っております。
栄養学の総本山から出た本をご活用下さい!
と、熱く語ってしまいましたが、栄養学の総本山から出した本です。内容はちゃんとしておりますし、ペットジャンルで女子栄養大学出版部から出されている本は初だったので、安心してご活用いただけます。
ですから、初めて買う手作り食本の入門書の一冊として、そしてベテランの方も新たな気持ちで確認用としてご活用いただきたいと思います。
そして、お友達へのプレゼントにもどうぞ安心してお勧めください。
ペット食育協会は栄養のプロも納得する情報を提供!
このように、ペット食育協会では、栄養学の総本山の会社が認めるような情報を提供しております。各地で、入門講座を行っておりますので、ぜひ、普段の悩みを解消し、自信を持って愛犬の手作り食を行うきっかけにしていただきたいです。
そしてベテランの方も、日常生活の中でついつい偏ってしまった情報を、確認・修正するためにもペット食育協会での学びの機会をご活用ください。