

よく、
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梅雨時は湿度が高く、身体の水分が抜けにくくなるため、水分摂取量が多いと、水分排泄がうまくいかず、皮膚病や外耳炎が悪化しやすい…だから、水分摂取を制限しましょう!
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という話を聞きます。
そして、東洋医学や薬膳の書籍にもそんなことが書いてあります。
しかし、医学的にそんなことはおこらないのです!
いつでも水分は適切にコントロールされているのです!
もし、環境の湿度の影響で身体の水分コントロールが出来ないのならば、プールや海、お風呂に長く入っていたら、皮膚病や外耳炎になる話になります…(笑)
そんなことにはならないですよね?
ただ、昔の人はそんな風に思った人がいた…というだけで、環境の湿度が根本原因で症状が悪化することなど、身体の調整能力を考えたら…
腎機能が極限状態まで悪くなっていない限りありえないのです。
もし!万が一!本当にそんなことが起こるなら…
水分の摂取量をコントロールすることよりも、
水分コントロール出来ないことを問題視すべきなのです。
このように、一見納得してしまうような話でも、視点を変えれば「そうだよね!」とご理解いただけることって、ペットジャンルの情報には多いと思います。
人は、最初に触れた情報の影響を強く受けます。
しかし、問題解決力を高めるには、選択肢を増やすことが重要です。
選択肢を増やすためには、視点を多く持つことが重要です。
ですから、
【犬は●●であるべきだ!】
とか、
【猫は●●であるべきだ!】
と、選択肢を制限するような情報に触れたら、
「そんなこともある!」
と、読み替えて下さいね。
すでに知っている情報に囚われず、偏らず、執着せず、こだわりすぎず、豊富な視点を持って柔軟に対応できる飼い主さんになっていただけるよう、十周年を迎えたペット食育協会はこれからも飼い主さんの悩みを減らすお手伝いをさせていただきます。